2021年10月9日土曜日

お立場というもの

 昨夜クラブハウスを楽しんでいたら、仲間の一人がこれから映画に行くという。題名を聞くと新作の007.  この題名が出ただけで、すぐに他の仲間たちも話題に参加。瞬く間に楽しい会話が広がった。

 私はまだ映画を見ていないけど、すぐにこの話題が浮かんだ。
先日何気なくインスタを眺めていた時にこれが入ってきて、すぐに目を奪われたからだ。
それほど、私には印象的な投稿だった。

 なにこれ、すごいドレス。誰だろう。
っと思った瞬間、ああ、っと理解して、さすがだな。と思った。



 このドレスに、イギリス国民の税金がどれほど使われているのだろう。と下世話なことを思うとともに、このドレスのお値段の何百倍、何千倍の経済効果を、この方お一人がこの場で着るだけで もたらしているという事実を認めざるを得ない。

 まさに「お立場」というものが作る世界だ。

 ひかる素材がこれほど使われている。どれほど重いことだろう。
しかしそれを感じさせることもなく、軽やかにエレガントに歩く。その動きを身に着けるために、この方はどれほど努力をされているのだろう。
会いたくもない方にもパーテイーでは会うこともあるだろう。でも、そんな時にもにこやかに穏やかにお話ししなくてはいけない。豪華な食事が目の前に広がっていても、美味しさを感じることもないかもしれない。
パーテイーに出かける前に心を曇らせることがあっても、光を浴びたら笑顔を見せなくてはいけない。体調が悪いことがあっても、ハイヒールを履いて美しく歩かなくてはいけないのだ。その経済効果を作るために。

 本当に大変なお立場だと思う。それでもそんな大変なお立場にあっても、自らに与えられた「職務」に努力を払われる姿に人々は感動して、畏敬の念を抱いていくのではないだろうか。
それがたとえ「演出」であっても、その演出を含めてのまさに国家プロジェクト。この経済効果は、この方にしか出せない。それがまさに、「お立場」だよね。