- 行方不明の容疑者を、写真1枚から見つけ出すミアタリ捜査
- 大阪府警にミアタリの神様と呼ばれる捜査員がいる
- 写真を1枚づつ記憶していく地道な捜査、焦り… その執念を追う
どんな番組?
写真1枚から指名手配犯を探し出す
専門の刑事がいる
「逃げたいんか?逃がせへんで」
車上ねらいで昨日、指名手配された男
「身体特長もしっかり確認できたし
本人に間違いない」
大阪府警は、昭和53年に
全国で初めてミアタリ捜査を導入
4000人以上を検挙してきた
「整形手術をしても、目は変わらないんですね。
だから目を中心に覚えています」
ミアタリ捜査員
“ミアタリの神”
森本等さん
60歳
今までにミアタリ捜査で300人以上を検挙してきた
「自分の中に 呼び込んでまう」
森本さんは虫眼鏡ごしに写真に語りかける。
1枚の写真から、容疑者の性格、逃亡中の姿を
想像する
「被疑者とは、写真の中で会って、
夢の中で会って。
会いたいんや、この人たちと」
変装、加齢、
手配写真から
様変わりする
犯人の姿
「絶対、逃がさへん」
ミアタリの神と呼ばれる刑事を追う
ノーナレ「ミアタリ」
6月23日(金)午後10時50分放送
総合
写真1枚から指名手配犯を探し出す
専門の刑事がいる
専門の刑事がいる
「逃げたいんか?逃がせへんで」
車上ねらいで昨日、指名手配された男
「身体特長もしっかり確認できたし
本人に間違いない」
本人に間違いない」
大阪府警は、昭和53年に
全国で初めてミアタリ捜査を導入
4000人以上を検挙してきた
全国で初めてミアタリ捜査を導入
4000人以上を検挙してきた
「整形手術をしても、目は変わらないんですね。
だから目を中心に覚えています」
ミアタリ捜査員
だから目を中心に覚えています」
ミアタリ捜査員
“ミアタリの神”
森本等さん
60歳
森本等さん
60歳
今までにミアタリ捜査で300人以上を検挙してきた
「自分の中に 呼び込んでまう」
森本さんは虫眼鏡ごしに写真に語りかける。
1枚の写真から、容疑者の性格、逃亡中の姿を
想像する
1枚の写真から、容疑者の性格、逃亡中の姿を
想像する
「被疑者とは、写真の中で会って、
夢の中で会って。
会いたいんや、この人たちと」
夢の中で会って。
会いたいんや、この人たちと」
変装、加齢、
手配写真から
様変わりする
犯人の姿
手配写真から
様変わりする
犯人の姿
「絶対、逃がさへん」
ミアタリの神と呼ばれる刑事を追う
ノーナレ「ミアタリ」
6月23日(金)午後10時50分放送
総合
総合
番組スタッフから
【どんな番組ですか?】
番組のタイトルにもなっている「ミアタリ」とは、見当たり捜査員のこと。指名手配犯の顔写真を何百人も記憶し、雑踏の中から同一の顔を見つけ出すという知られざる捜査を行う刑事たちの物語です。
頼れるのは、自分の目と記憶と、足だけ。1日に歩く距離は20㎞、見る群衆は4万人以上。顔認証システムや人工知能が急速に進歩している現代、なぜミアタリ刑事たちは地を這うようなアナログ捜査を続けるのか?その問いをもってミアタリたちを見つめると、まだ科学では解明できない人間のチカラが透けて見える気がします。
彼らは「真犯人に遭遇すると、顔を認識するより前に、体に衝撃が走る。そして時が止まった世界が目の前に広がる」と口を揃えて語ります。ミアタリ刑事たちが見る世界とは、いかなるものか。人間だからこそ為し得ること、人間だからこそ陥ってしまう苦しみ。ミアタリ刑事の日常からは、多くのものが浮き彫りになってきます。
【心に残った言葉は?】
「世の中にたった1人しかおらんやつを見つけるんや」
今回取材した大阪府警は、ミアタリ発祥の地(1978年)。これまで4000人以上という全国一の検挙数を誇ります。しかし、その華やかな実績の裏には、現場のミアタリ刑事たちの想像を絶する努力が隠されています。捜査時、彼らは0.5秒に1人というスピードで群衆の顔を見るといいます。そこから計算すると、1人の真犯人を見つけるまでに156万人の顔を見ていることになります。容疑者との遭遇率は、0.00006%。
捜査に同行すると、その途方もない数字を体感することができました。駅や商店街を人の流れに逆らって黙々と歩き続けます。ヘトヘトになった私が吐いた弱音「まだ歩くんですか?」に対し、あるベテラン刑事が笑って答えたのが「似た人はいっぱいおるけどね。俺らは世の中にたった1人しかおらんやつを見つけるんやから」という言葉でした。何気ない会話でしたが、その言葉からは、ミアタリ刑事たちの執念、想像を絶する努力や忍耐が伝わってきました。
【この番組を取材するなかで新しい発見や、驚いたことはありましたか?】
あるミアタリ刑事の腕には、5センチほどの傷跡が残されています。聞けば、容疑者を取り押さえた時に、ナイフで切りつけられたとのことでした。10年以上前の傷ですが、いまだにくっきりと残っていて、大けがだったことがうかがえます。
命がけの仕事に恐怖はないのか?と尋ねたところ、「けがの後、余計にやる気が沸いてきた。痛みが、絶対に捕まえてやるという気持ちに変わった。けがはアカンけどね。」という答えが返ってきました。刑事も人間である以上、恐怖や不安を感じることもあるはずです。しかし、その感情を闘志に変えて、日々現場に立っているのだと思います。刑事たちの使命感を垣間見た気がしました。
【視聴者へのメッセージ】
今回の番組は「ノーナレ」、ナレーションは一切ありません。ロケ現場の音声と音楽、そして登場人物が発する言葉で番組が進行していきます。現場に立つミアタリ刑事ならではのナマの言葉をお聞きください。
(番組ディレクター)
番組のタイトルにもなっている「ミアタリ」とは、見当たり捜査員のこと。指名手配犯の顔写真を何百人も記憶し、雑踏の中から同一の顔を見つけ出すという知られざる捜査を行う刑事たちの物語です。
頼れるのは、自分の目と記憶と、足だけ。1日に歩く距離は20㎞、見る群衆は4万人以上。顔認証システムや人工知能が急速に進歩している現代、なぜミアタリ刑事たちは地を這うようなアナログ捜査を続けるのか?その問いをもってミアタリたちを見つめると、まだ科学では解明できない人間のチカラが透けて見える気がします。
彼らは「真犯人に遭遇すると、顔を認識するより前に、体に衝撃が走る。そして時が止まった世界が目の前に広がる」と口を揃えて語ります。ミアタリ刑事たちが見る世界とは、いかなるものか。人間だからこそ為し得ること、人間だからこそ陥ってしまう苦しみ。ミアタリ刑事の日常からは、多くのものが浮き彫りになってきます。
【心に残った言葉は?】
「世の中にたった1人しかおらんやつを見つけるんや」
今回取材した大阪府警は、ミアタリ発祥の地(1978年)。これまで4000人以上という全国一の検挙数を誇ります。しかし、その華やかな実績の裏には、現場のミアタリ刑事たちの想像を絶する努力が隠されています。捜査時、彼らは0.5秒に1人というスピードで群衆の顔を見るといいます。そこから計算すると、1人の真犯人を見つけるまでに156万人の顔を見ていることになります。容疑者との遭遇率は、0.00006%。
捜査に同行すると、その途方もない数字を体感することができました。駅や商店街を人の流れに逆らって黙々と歩き続けます。ヘトヘトになった私が吐いた弱音「まだ歩くんですか?」に対し、あるベテラン刑事が笑って答えたのが「似た人はいっぱいおるけどね。俺らは世の中にたった1人しかおらんやつを見つけるんやから」という言葉でした。何気ない会話でしたが、その言葉からは、ミアタリ刑事たちの執念、想像を絶する努力や忍耐が伝わってきました。
【この番組を取材するなかで新しい発見や、驚いたことはありましたか?】
あるミアタリ刑事の腕には、5センチほどの傷跡が残されています。聞けば、容疑者を取り押さえた時に、ナイフで切りつけられたとのことでした。10年以上前の傷ですが、いまだにくっきりと残っていて、大けがだったことがうかがえます。
命がけの仕事に恐怖はないのか?と尋ねたところ、「けがの後、余計にやる気が沸いてきた。痛みが、絶対に捕まえてやるという気持ちに変わった。けがはアカンけどね。」という答えが返ってきました。刑事も人間である以上、恐怖や不安を感じることもあるはずです。しかし、その感情を闘志に変えて、日々現場に立っているのだと思います。刑事たちの使命感を垣間見た気がしました。
【視聴者へのメッセージ】
今回の番組は「ノーナレ」、ナレーションは一切ありません。ロケ現場の音声と音楽、そして登場人物が発する言葉で番組が進行していきます。現場に立つミアタリ刑事ならではのナマの言葉をお聞きください。
(番組ディレクター)
番組内容
全国で指名手配を受けた容疑者およそ700人。その指名手配犯を専門に追う刑事がいる。通称“ミアタリ”―「見当たり捜査」といわれる手法で手配犯の顔写真を記憶し、大都会の雑踏の中に同じ「顔」を見つけ出す。昭和53年に大阪府警で導入され、捜査の最後の切り札としてこれまで4000人以上を検挙してきた。手配犯との遭遇率は0.00006%以下。己の感覚のみを信じ、地を這うような捜査を続けるミアタリの世界に迫る。