夕べ、ひょんなことから「横浜メリーさん」のことを知った。
アメリカに暮らして、あの時代を知るお年寄りと接することも多い。
ひとり、一人と亡くなられていく姿をみていて、あの時代、海を超えてこの国に来た女性のお話をまとめてみたいと思ったことがあった。
でも、聞いてはいけないこと、文字にしてはいけないことが多すぎて私にはできなかった。
幸せな結婚をして海を渡って来た人もいる。その幸せが亡くなるまで続いた方もいる。
幸せな結婚のはずだったのに、夢破れてこの国で生き続けたひと、いろいろだ。
話しを聞かせてくれる人達の間に見え隠れする差別意識。
今以上に狭かった日本人社会。その中で一生懸命生きて来た日本人女性たち。
ここに来るまでにはね、いろいろなお仕事をしてきたひともいるの。だから聞いたりしてはいけないのよ。。。私に面と向かって注意してくださった方もいる。
そう、そのとおりだろう。
でも、それでもいつの日か、文字にすることをしてみたいと思う。
あの時代を生きた女性達が、同世代に話すわけではない。
孫のように思うからこそ私に話してくれたと思うからだ。いつか、やっぱり遺してあげなくていけないとおもう。
一生懸命に時代に翻弄されながらも生きて来た、女性たちの哀しみ。
そして、その中にみえる愛おしい話を。。。